MCTオイル(中鎖脂肪酸)とは??どんな特徴があるの?
これまで飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などご紹介してきましたが、テレビや雑誌でダイエットに有効な油として中鎖脂肪酸やMCTオイルという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
ダイエットや減量に有効だということで数年前からダイエッターやトレーニーの間でブームになってるMCTオイル。
実際はどういった特徴や効果があるのかご存知でしょうか?
なんとなく健康やダイエットに効果があると言われていますが、なんとなくイマイチよくわからないMCTオイルの特徴について書いていきたいと思いますので、よかったら最後までお付き合いください!
↓↓↓飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸について詳しくはコチラ↓↓↓
MCTオイルとは?
MCTオイルとは
M:Medium(ミディアム)
C:Chain(チェーン)
T:Triglyceride(トリグリセリド)
の略になり、日本語に訳すと『中鎖脂肪酸』ということになります。
つまり、一般に販売されているMCTオイルは中鎖脂肪酸を抽出したものなのですが、一般的に売られているMCTオイルは中鎖脂肪酸100%のものというのは少ないので、注意してください!
中鎖脂肪酸とは?
そしてその中鎖脂肪酸とは脂肪酸の数が8~10個のもののことを指し、6個までのものを短鎖脂肪酸、12個以上を長鎖脂肪酸といいます。
ちなみに短鎖脂肪酸は私たち人間の体内で作られる脂肪酸であり、長鎖脂肪酸は普段日常で使用しているオリーブオイルや菜種油などになります。
つまり、普段使用している『油脂』よりも構造が複雑でなく、体内に吸収されやすいものと思っていただければ大丈夫だと思います。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)の特徴
MCTオイル(中鎖脂肪酸)は以下のような3つの特徴があります。
- 消化吸収が早い
- 体脂肪になりにくい
- 脳のエネルギー源になる
MCTオイル(中鎖脂肪酸)の特徴① 消化吸収が早い
まず一つ目の特徴として消化や吸収が早いことが挙げられます。
私たちが普段使用しているオリーブオイルや菜種油などの長鎖脂肪酸と比較すると構造が複雑でない分吸収スピードは4~5倍も早くなります。
吸収がスムーズで早いことで体内でも溜まりにくくエネルギーにもなりやすいという特徴があるようです。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)の特徴② 体脂肪になりにくい
2つ目として体脂肪になりにくいという特徴があります。
普段料理に使用しているオリーブオイルや菜種油などの長鎖脂肪酸は腸内で吸収され、リンパ管や血管を通って肝臓などに運ばれて一旦貯蔵された後、その都度エネルギーとして使用されます。
しかし、中鎖脂肪酸は小腸から吸収された後、直接肝臓に送られて分解されるため、エネルギーになりやすく、体脂肪としても蓄積されにくい特徴を持っています。
MCTオイル(中鎖脂肪酸)の特徴③ 脳のエネルギー源になる
ケトジェニックダイエットなど糖質を制限しているダイエット方法はどうしても脳へのエネルギーが少なくなってしまいがちです。
よくお腹が空くと頭がふらふらするのはこの影響ですね!
しかし、MCTオイルは分解される際にケトン体と呼ばれるエネルギーへと変換され、そのケトン体が脳へのエネルギーとなってくれるのです。
通常脳はブドウ糖をエネルギー源としていることから、このケトン体は『第二のブドウ糖』とも呼ばれています。
MCTオイルの特徴まとめ
MCTオイルとは中鎖脂肪酸のことなので、身体に吸収されやすく、さらにエネルギーにもなりやすいという特徴を持っています。
また、体内に溜まりにくいという特徴も持ち合わせているため、ダイエット中に摂取するにはとてもいい脂質ということになります!
しかし、一般に販売されているMCTオイルで中鎖脂肪酸100%のものというのはとても少ないので、注意して購入するようにしましょう!
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