トレーニングにも効果大!?オルニチンサイクルとは?
『オルニチン』というアミノ酸を聞いたことはあるでしょうか?
お酒を飲む方は肝臓に効くしじみの成分として名前を聞いたことがあるかもしれませんが、実はトレーニングにも効果を発揮する成分だったのです。
そこで今回はその『オルニチン』についてシェアしていきたいと思いますので、よかったら今回も最後までお付き合いください!
オルニチンとは?
オルニチンとはアミノ酸の一種であり体内で発生した有毒なアンモニアを尿素に変換する尿素回路を構成するのに必要な物質の一つになります。
また、以前ご紹介した『アルギニン』もこの尿素回路を構成しているアミノ酸であり、アルギニンの代謝物質がオルニチンになります。
尿素回路?オルニチンサイクルとは?
以前ご紹介したクエン酸回路(TCAサイクル)を覚えていますでしょうか?
そのクエン酸回路と同じように
オルニチンサイクル(尿素回路)
というサイクルも存在します。
尿素回路という名前の通り体内に発生したアンモニアを尿素に変換する回路になるので、体内に毒素を残さないために動いている非常に重要な回路になります。
オルニチンサイクルの流れ
オルニチンサイクルの簡単な流れをイラストにまとめてみました。
こういった形で毒素であるアンモニアと二酸化炭素からカルバモイルリン酸になります。
そしてシトルリンと結合することでアルギニンになり、そこから代謝されてオルニチンと尿素に変換されます。
そしてそこから再びシトルリンになりアルギニンに変換されていることから、オルニチンサイクルと呼ばれています。
オルニチンサイクルのトレーニング効果とは?
アルギニンの記事でも書いたようにアルギニンが肝臓で代謝されたときにNO(一酸化炭素)が発生し、そのNOが血管内を流れることで血管が拡張してパンプアップがしやすくなったり、エネルギーを運ぶ量も多くなるのでパワーも出やすくなる。
と書きましたが、その肝臓でアルギニンが代謝されるサイクルこそがオルニチンサイクルに組み込まれていることなります!
つまり、オルニチンサイクルを正常に機能させることでよりNO(一酸化炭素)の発生条件が整いやすくなり、パンプアップもしやすくなるということになるのです!
オルニチンの摂取量と摂取タイミング
ではオルニチンの摂取タイミングと摂取量はどうすればいいのでしょう?
まず摂取タイミングとしてはアルギニン同様にトレーニング前のプレワークアウトサプリとして摂取することをおすすめします。
これはもちろんアルギニンの代謝を促すことが目的になります。
そして摂取量ですが、1,500mg~2,000mgの摂取をおすすめします。
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ちなみによく販売されているしじみの味噌汁などは含有量がかなり少ないので効果に関してはあまり期待しない方がいいでしょう。
しじみ35個分(約100g)の摂取=オルニチン10mg
プレワークアウトに関してはこちらの記事をどうぞ↓↓↓
オルニチンの安全性
オルニチンに関しての効果やオルニチンサイクルは理解していただけたかと思いますが、実際安全性に関してはどうなのでしょう?
下記の2016年の報告書にも記載してあるようにオルニチンに関しての安全性は今のところ問題ないようなので、日常生活に取り入れるのもいいかもしれません。
肝機能が低下したヒトを対象とした臨床試験においても13年間の摂取で副作用は報告されていない
まとめ
日常生活だけでなくトレーニングにも効果のあるオルニチン
アルギニンとの同時摂取でオルニチンサイクルを回してNOを発生させやすい状態にすることでよりパンプアップも狙うことが期待できるので、ぜひ試してみてください!
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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