VLCDは危険!?4つのおすすめしない理由
『1週間でマイナス6.8kg!!』
『被験者が平均でマイナス20kg以上!!』
というなんとも魅力的なダイエット方法の【VLCD】についてご紹介させていただいた記事にも書かせていただきましたが、実はこの方法に関して個人的にはあまりおすすめしていません。
という訳で、今回はVLCD(ベリーローカロリーダイエット)をおすすめしない理由に関して書いていきたいと思いますので、よかったら最後までお付き合いください!
VLCDをおすすめしない理由
『1週間でマイナス6.8kg!!』
『被験者が平均でマイナス20kg以上!!』
という魅力的なフレーズのVLCD(ベリーローカロリーダイエット)ですが、そんな魅力的なVLCDをおすすめしない理由としては以下の4つがあげられます。
- 被験者が100kg近い肥満体型だった
- 筋肉が痩せている可能性
- ケトアシドーシスになりやすい
- 心身への過大なストレス
この4つの理由をもう少し詳しく解説していきたいと思います。
VLCDをおすすめしない理由① 被験者が肥満体型
まず一つ目の理由として挙げられるのが【被験者が肥満体型】だったということです!
1993年に行なわれた実験では、標準が22、25以上は肥満と言われているBMIが被験者6人の場合なんと30.1~35.8なのです!
この数値を見れば単純な肥満体型であったことがわかります。
肥満体型の人が1日あたり420kcalの摂取だったら痩せていくのは当たり前ですよね?
また、逆に言えば通常の食事に戻して適度な運動をすれば、ここまで過酷なカロリー制限をしなくても痩せる可能性の方が高いと思います!
VLCDをおすすめしない理由② 筋肉が痩せている可能性
2番目の理由として【筋肉が痩せている可能性】があるということが考えられます。
痩せる理由として脂肪が燃やされているのも理由の1つですが、摂取カロリーが少ない中では糖新生がおき、筋肉が分解されて細くなっている可能性も考えられます。
もちろんVLCDでは70gのタンパク質を摂取しているため、最低限筋肉の減少を抑えることはできると思いますが、カロリー自体が420kcalでは筋肉を全く減らさないというのは難しいでしょう。
もちろんそうなれば基礎代謝量も落ちますし、ダイエットが終わった後にこれまでの食事に戻した途端リバウンドするのは目に見えてますよね?
VLCDをおすすめしない理由③ ケトアシドーシスになりやすい
3つ目の理由は【ケトアシドーシスになりやすい】ということです!
このケトアシドーシスを簡単に説明すると、血液が酸性に傾き、脱水症状や頻脈、低血圧や呼吸困難になり、最悪の場合昏睡状態になってしまう可能性がある状態です。
VLCDではカロリーを極端にカットし糖質や脂質の摂取量がほとんどないため、身体が新しいエネルギーとして【ケトン体】という物質を作るのですが、このケトン体が長期間に渡って作られ続けると身体がケトアシドーシス状態になってしまうのです。
健康になるためのダイエットで不健康になってしまっては元も子もないですね。
VLCDをおすすめしない理由④ 心身への過大なストレス
最後のおすすめしない理由は【心身への過大なストレス】ということになります!
減量は達成できるにせよ、様々の困難を伴う。
本報告例でも心身の訴え(不安、抑うつ、フラツキ、不食、胃痛)がみられた。
と、あります。
『いずれも一時的な症状であり、対症的治療で改善できた』ともあるのですが、 リスクをとってまでやる意味はあるのだろうかと考えてしまいます。
もちろんVLCDを試すのも試さないのも皆さん次第だとは思いますが、もし試される場合はここで書いた内容をしっかりと理解してから始める事をおすすめします!!
というわけで、今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
この記事がいいなと思ったり参考になったと思ったら、読者になっていただけるとモチベーションが上がりますので、ぜひぜひよろしくお願いします(^-^)