有酸素運動だけダイエット 3つのデメリット
『春で新年度になったことだし、ダイエットするぞ!』
と決意してジムに入会した途端、ランニングマシンで有酸素運動ばかりをしている方やとりあえずジョギングをしてダイエットするという方をよく見かけますが、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?
この記事では有酸素運動だけでダイエットしたときに起こりうる3つのデメリットについて書いていきたいと思います。
そして最後にダイエットで有酸素運動を取り入れるおすすめのタイミングも紹介しているので、よかったら今回も最後までお付き合いください!
きっとこれを読んだら有酸素運動だけのダイエットに疑問符が浮かぶはずです!
- 有酸素運動だけダイエットのデメリット① 食欲増進効果
- 有酸素運動だけダイエットのデメリット② 筋肉が減ってしまう
- 有酸素運動だけダイエットのデメリット③ 間接への負担が増える
- 有酸素運動のメリット
- ダイエットで有酸素運動をするおすすめタイミング
- まとめ
有酸素運動だけダイエットのデメリット① 食欲増進効果
実は有酸素運動を頑張れば頑張るほど食欲が増進してしまいます!
例えば皆さんも経験があると思いますが、仕事が忙しくてストレスを感じた時など甘いものを食べたくなったことはありませんか?
実はそれと同じ事が有酸素運動でも起きているとしたらどうでしょう?
ダイエットで有酸素運動を頑張れば頑張るほど長時間の運動になってしまい、身体からはコルチゾールというストレスホルモンが分泌されてしまいます。
このコルチゾールが分泌されると仕事でストレスを感じた時と同じ状態になり、それを身体が自然と高カロリーのモノを欲しがるようになってしまうので、結果的に有酸素運動で消費したカロリー以上のモノを摂取しやすいという状況にを自分で作ってしまっていることになるのです。
食欲増進にはランニングモラルハザードも関係している?
ランニングをおこなった事による油断が食欲増進をしてしまう危険性があります。
この油断のことを『ランニングモラルハザード』と言います。
有酸素運動をおこなうとどうしても長時間の運動になりがちですよね?
この長時間運動をすることが大きな落とし穴で、『あれだけ長い時間運動したんだから少しくらい大丈夫でしょ!』という気持ちから、結果として摂取カロリーが増えてしまうことがあるので、注意が必要です。
ちなみに体重60kgの人が通常の歩くスピードである約5km/hでウォーキングを30分おこなった場合の消費カロリーが135kcalになります。
これはご飯1杯あたりのカロリー270kcalの半分程度しか消費できていない事になります。
これでは有酸素運動を長時間おこなったからといっても少しの間食で簡単に消費カロリーを上回ってしまいますよね?
有酸素運動だけダイエットのデメリット② 筋肉が減ってしまう
『運動してるんだから筋肉は増えるでしょ?』
と考える方もいるかもしれませんが、基本的には筋肉が増えるためには高負荷を与えなくてはなりません。
これを漸進性過負荷の原則というのですが、基本的には新しい刺激を入れないことには筋肉が大きくなることはあり得ません。
基本的に有酸素運動をおこなっている方で高強度でやる方は少ないでしょうから、自然と筋肉の減少に繋がってしまうことになるのです。
また、長時間運動することによって身体のエネルギーが足りないと感じると、身体はエネルギーを作り出そうとして筋肉を削ってエネルギーを作り出してしまうのです。
筋肉が減ることで消費カロリーも減ってしまうことに…
この筋肉が減ってしまうことでさらに脂肪が燃えにくくなるサイクルが出来上がってしまいます。
身体についた脂肪は運動をすることによって分泌されるホルモン感受性リパーゼによって分解され遊離脂肪酸となって筋肉のミトコンドリアで酸素と一緒に燃焼されるのですが、この筋肉が減ってしまうことでこのサイクルがうまく回らなくなってしまいます。
つまり、せっかく運動をすることで脂肪が分解されても燃焼する筋肉が減ってしまうことで燃焼されないまま再び体脂肪へと戻ってしまうことになるのです。
有酸素運動だけダイエットのデメリット③ 間接への負担が増える
この間接への負担が増えるという点に関してはすごく単純なことですが、長時間同じ動きを繰り返すことで膝関節などの軟骨へ負担が常にかかっている状態になります。
負担が少なく誰でも始められることがメリットの反面、ダイエット初期は特に意気込んで長時間継続してしまいがちになり、結果としてオーバーワーク気味になることがあるので注意が必要になります。
せっかく始めたダイエットもケガをしてしまってはトレーニングできなくなってしまうので、20分~30分程度の適度な時間を守って行うようにしましょう!
有酸素運動のメリット
最後に有酸素運動のメリットについても書いていきたいと思います。
ここまでデメリットを書いてきましたが、もちろん有酸素運動自体すべてが悪いわけでは全くありませんので、こちらのメリットについてもしっかり把握しておきましょう!
- 脂質もエネルギーとして使用される
- 負荷が少ない状態で誰でも始められる
- 心肺機能の向上
- 血行促進
- 消費カロリー計算がしやすい
簡単にメリットを挙げるとこれら5つになります。
これだけメリットがあるならいいような気もしますが、先ほどご紹介したようなデメリットは常につきまとう部分ですので、その点はしっかり注意しましょう!
ダイエットで有酸素運動をするおすすめタイミング
ダイエットに有酸素運動を取り入れるおすすめのタイミングですが、それはズバリ!
筋トレ後に有酸素運動をする! になります!
筋トレなどのトレーニングをおこなった後で20分~30分程度の有酸素運動を取り入れることで身体はすでに脂肪を燃やす準備ができています。
その状態で有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼の効果も高まりますし、効率も良くなるので、ダイエット中の方やこれから始めるという方もはぜひ試してみてください!
まとめ
ダイエットの時に有酸素運動だけをおこなうことで発生してしまうさまざまなデメリットをご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?
有酸素運動をおこなうことでのデメリットもありますが、もちろん有酸素運動をすることが悪いわけではありません。
しっかりと筋トレと組み合わせることでより脂肪燃焼効果であったりダイエットの進み具合も早くなったりといったメリットもありますので、ぜひ効果的に組み合わせてみてください!!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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